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BLDCモータドライバ仕様比較

机にある三相 BLDC 用ドライバを、流せる電流と、電流を読める範囲で比べます。 対象は MKS Dual FOC Plus v3.2、 SimpleFOC PowerShield v0.2、 SimpleFOCMini v1.0 です。

更新 2026年9月27日

BLDCモータドライバ3枚の外観。左から MKS Dual FOC Plus v3.2、SimpleFOC PowerShield v0.2、SimpleFOCMini v1.0
外観。左から MKS Dual FOC Plus v3.2、PowerShield v0.2、SimpleFOCMini v1.0。

3枚の違い

項目 MKS Dual FOC Plus v3.2 PowerShield v0.2 SimpleFOCMini v1.0
モータ 三相を 2 個。いまは M1 だけ 三相を 1 個 三相を 1 個
駆動素子 EG2133 + 中出力 MOSFET BTN8982 DRV8313
電源 店の表示は DC 12〜24 V 最大 24 V(500 W 未満) 8〜35 V
流せる電流 店の表示はピーク 12 A。連続の公式値はない 連続 30 A、ピーク 50 A 1 相 2.5 A。長く流す目安は 2 A 未満。絶対最大 5 A
電流センサ あり。手元は 10 mΩ × 50 倍= 2.0 A/V あり。正本の設定は 1 mΩ × 50 倍= 20 A/V なし
読める電流 およそ ±3.3 A。0.05 A は読めた 計算上は ±33 A。0.05 A は 2.5 mV で雑音に埋もれる シャント電流(TQ1)はできない
向くモータ ジンバルと、中くらいの模型用 中〜大電流。PWM は 15 kHz より上げると滑らかさが落ちる 相抵抗が 10 Ω より大きいジンバル

PowerShield と Mini の電流・電圧は SimpleFOC 公式のボード一覧 と PowerShield v0.2、 Mini v1 の公開値です。 MKS のピーク 12 A は販売ページの表示です。 「読める電流 ±3.3 A」は、手元の 10 mΩ と INA181A2(50 倍)からの計算です。

電流の数字は3種類

流せる電流は、素子が短時間または連続で通せるアンペアです。 PowerShield の 30 A は連続、50 A はピークです。 MKS の 12 A はピークで、ずっと流してよい値ではありません。 Mini は、ヒートシンクなしで長く流す目安が 2 A 未満です。

読める電流は、シャントとアンプが ADC に渡せる範囲です。 電流 0 のとき出力は約 1.65 V(3.3 V の半分)です。 0 V か 3.3 V に当たるまでが約 ±1.65 V です。

いまのプログラムの天井 C = 0.60 A は学習用の上限で、基板の限界ではありません。

5010 360KV を回すとき

電流を読んで止められるのは、いまの MKS の M1 です。 読める範囲はおよそ ±3.3 A なので、最初の電流は 0.60 A 以下にします。 抵抗を測る前に、開ループの大きな電圧はかけません。

PowerShield は器が大きく、2805(1 相 12.2 Ω)では 10 kHz の PWM で使えました。 立ち上がりが遅いので、公式は 15 kHz を超える PWM を勧めていません。 0.05 A のシャント読みには向きません。

SimpleFOCMini v1.0 は、相抵抗 10 Ω より大きいジンバル用です。 2805 の 12.2 Ω はこの条件に入ります。 低抵抗の 5010 を、電流を測らずにかける使い方は、公式が初心者向けではないと書いています。

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