Library

JC4827W543 ピン配置と比較

TX Tuner で使う GUITION JC4827W543(4.3インチ ESP32-S3)のコネクタを、 ラボ既知の M5StickC PlusATOM S3 と並べて覚えます。 ピン番号の正は 基板のシルク。資料図と順番が違うことがあります。

学習メモ(2026-08-15)/ PlatformIO + Arduino(M5Unified は使わない)

なにが違うの?(超ざっくり)

Chocofon(B):
Stick より画面がでかい! でも Grove も HAT もない……ピンはどこに刺すの?
AIチューター:
この基板は M5 製品ではありません。外に出る信号は、下辺の JST 1.25mm 4ピン(P2〜P5)が主役です。 チップは ATOM と同じ ESP32-S3 ですが、画面ドライバもボタンも別物。 M5.begin() は使えません。
このラボでの役割(予定)
  • JC4827(TX Tuner): 大きな画面で見る・止める・調える。SD に残す
  • ATOM S3: 倒立の本体(完成済み)
  • StickC Plus: 旧 TX/学習用。本チューナの主役からは外す

① 三機種の比較

早見表
項目 StickC Plus ATOM S3 JC4827W543
SoC ESP32 ESP32-S3 ESP32-S3(XH-S3E N4R8)
Flash / PSRAM 4MB / — 8MB / —(FN8) 4MB / 8MB
画面 1.14" 135×240 0.85" 128×128 4.3" 480×272
タッチ なし なし あり(静電容量)
microSD なし なし TF スロット
外に出る IO HAT 8ピン + Grove 4ピン PORT.A + Ext 6本 P2/P3 で 8本 + P4 UART
コネクタ 2.54mm / Grove Grove / 裏面ヘッダ JST 1.25mm 4P
ボタン A / B / 電源 正面 1個 BOOT / RST + SW1(電池・**押しボタン**)
電池 内蔵 別ユニットが多い P6 BAT コネクタ
ファームの入口 M5Unified M5Unified Arduino_GFX など(M5 非対応)
AIチューター:
「GPIO の数字が同じ」でも、機械の形が違うと別物です。 ATOM の G5 はモータ PWM、JC4827 の IO5 は下辺 P2 の増設ピン。用途を混ぜないでください。

② JC4827 のコネクタ

実物(裏面)

GUITION JC4827W543 実物の裏面。P2〜P5・USB-C・BAT・BOOT/RST・TF

実機写真。ピン番号は 基板のシルク を正とする。

資料図(ラベル付き)

GUITION JC4827W543 裏面のピン配置図。P2〜P5・USB-C・BAT・BOOT/RST

メーカー資料の裏面図。P1 の並びなど、資料と実機シルクが食い違うことがある。

電源・書き込み

場所 シルク 役割
USB1 Type-C 電源・書き込み
P1 4P 1.25 電源/UART。実機シルク: GND / RXD / TXD / +5V(資料図の並びと違うことがある)
上右 P6 BAT BAT+ / BAT−(LiPo)
SW1 資料では Battery switch。**実機は押しボタン**(スライドではない)
P7 Speak スピーカ 2ピン
BOOT / RST 書き込みモード。BOOT を押しながら RST

拡張 IO(スイッチ増設の候補)

コネクタ ピン(資料) 用途の目安 注意
P2 Extended IO IO46, IO9, IO14, IO5 入力 SW IO46 は ESP32-S3 で入力専用(出力に使わない)
P3 Extended IO IO6, IO7, IO15, IO16 入力 SW/予備 画面用 QSPI とは別ピン。増設向き
P4 UART1 GND, 3.3V, IO17, IO18 I2C センサ口(仮)/または UART 1.25mm 4ピンの白いコネクタ。刺しやすい本命口
P5 GND, 3.3V, IO17, IO18 P4 と同じ信号 実物では P4 より小さい(半田パッド寄り)。ケーブル挿しは P4 を使う
左下 TF microSD ログ保存の入口。画面バスと別 SPI が安全

P2 / P3 / P4 と ADC(アナログ入力)

重要 — ESP-NOW 利用時は ADC1 を優先

ESP32-S3 の ADC は GPIO1〜20 のみ(ADC1=1〜10、ADC2=11〜20)。 WiFi/ESP-NOW と同時だと ADC2 は不安定になりやすいので、 アナログ入力はまず ADC1(IO5 / IO6 / IO7 / IO9) を使う。

コネクタ GPIO ADC メモ
P2 IO5, IO9 ADC1 アナログ本命(ESP-NOW 時もここ)
P2 IO14 ✅ ADC2 WiFi/ESP-NOW と同時は避ける
P2 IO46 ❌ なし 入力専用のみ。アナログ不可
P3 IO6, IO7 ADC1 アナログ本命(ESP-NOW 時もここ)
P3 IO15, IO16 ✅ ADC2 WiFi/ESP-NOW と同時は避ける
P4 IO17, IO18 ✅ ADC2 通常は I2C 用。ADC にするなら ESP-NOW と併用注意
Chocofon(B):
じゃあ可変抵抗は IO5 とか IO9 に刺せばいいの?
AIチューター:
はい。デジタル SW はどの GPIO でもよいですが、 アナログは ADC1 優先です。IO46 にはアナログをつながないでください。
Chocofon(B):
P4 と P5 が同じ数字なのに、実物の P5 は小さくない? 挿せないよ。
AIチューター:
信号は同じ IO17/IO18 ですが、形は違います。 P4 が白い 1.25mm 4ピン・コネクタ、P5 は実機では小さめ(半田用の口)。 普段のケーブル接続は P4 だけ使えば十分です。P5 に別用途を載せないのも同じ理由(共有ピン)です。

このラボの使い分け案(学習用)

仮の役割分担
コネクタ 役割
P2 / P3 入力スイッチ e_stop、ZERO、ARM、モード切替など
P4 I2C センサ口(1系統) IO17=SDA、IO18=SCL(仮)。1.25mm 4ピンで刺す
P5 P4 と同信号・小さい口 普段は使わない。半田接続の予備。独立 I2C にはならない
TF ログ保存 テレメや実験データを microSD へ
AIチューター:
I2C センサが2個でも、アドレスが違えば 同じ P4 の1本のバスで足ります。 P4 と P5 を「別々の I2C」に分ける必要はありません(同じピンだから分けられません)。 I2C hub を足すときも、MCU 側は P4 に1本つなぐだけです。
やってよい / やらない
  • ✅ P2/P3 にスイッチ(IO46 は入力だけ)
  • ✅ アナログ入力は ADC1(IO5 / IO6 / IO7 / IO9)。ESP-NOW 時もここ
  • ✅ P4 に I2C センサを複数(アドレスが違うこと)
  • ✅ P5 は普段触らない(小さい/半田用。P4 と同ピン)
  • ❌ IO46 にアナログ(ADC なし)
  • ❌ ESP-NOW 中に ADC2(IO14〜18)を常用する
  • ❌ P4=UART と同時に P5=I2C(同じ IO17/IO18 で衝突)
  • ❌ P4 と P5 を「独立した2系統の I2C」だと思う

③ Plus / ATOM の「外に出るピン」との対応

番号を一致させる表ではありません。「どこに線を足すか」の感覚合わせです。

やりたいこと StickC Plus ATOM S3 JC4827
スイッチを足す HAT の G26 / G36 など Ext G5〜G8(倒立ではモータに使用中) P2 / P3(空きが多い)
I2C センサ Grove など (内蔵 IMU 以外は Ext/PORT) P4(IO17/IO18 を SDA/SCL)。P5 は同信号・小さい口
UART で話す Grove G32/G33 など PORT.A の G1/G2 P1 の TXD/RXD が無難。P4 を UART にするなら I2C は載せない
3.3V と GND HAT / Grove Ext の 3V3 / G P4(GND・3.3V 付きの4ピン)。P5 も同電位だが小さい
5V HAT 5V / Grove 5V PORT.A 5V、Ext 5V P1 の +5V または USB
画面 内蔵 SPI(触らない) 内蔵 SPI(触らない) 内蔵 QSPI(拡張ピンには出ていない)
非常停止ボタン BtnA など 正面ボタン(倒立では ARM に使用) 基板上は BOOT/RST のみ → P2/P3 に増設が本命
ハマりやすいところ
  • IO46 は入力だけ — LED やブザーの出力に使わない。ADC も無し
  • ESP-NOW 利用時は ADC1 を優先 — アナログは IO5 / IO6 / IO7 / IO9。ADC2(IO14〜18)は避ける
  • P4 と P5 は信号共有 — 実物の P5 は小さい。挿すなら P4
  • P1 のピン順 — 資料図と実機シルクが食い違う。テスターで GND/+5V を確認してから線を足す
  • M5Unified 不可 — ATOM と同じ S3 でも M5.BtnA は無い
  • ATOM の G5/G6 は倒立で PWM 使用中。JC4827 の IO5/IO6 と混同しない

④ 使い方(学習の最初)

AIチューター:
いまは倒立につなぎません。USB で起こして、画面が点くまでが目標です。
  1. USB-C を挿す
  2. 書き込めないときは BOOT を押しながら RST → BOOT を離す
  3. Serial 115200 で文字が出るか見る
  4. 増設ピンはまだ触らなくてよい

Hub 記事(骨組み): ミニ① デバイス学習プロジェクト概要 / 正本: docs/hardware/jc4827-bringup.md

⑤ 関連ページ