JC4827W543 ピン配置と比較
TX Tuner で使う GUITION JC4827W543(4.3インチ ESP32-S3)のコネクタを、 ラボ既知の M5StickC Plus と ATOM S3 と並べて覚えます。 ピン番号の正は 基板のシルク。資料図と順番が違うことがあります。
なにが違うの?(超ざっくり)
Chocofon(B):
Stick より画面がでかい! でも Grove も HAT もない……ピンはどこに刺すの?
Stick より画面がでかい! でも Grove も HAT もない……ピンはどこに刺すの?
AIチューター:
この基板は M5 製品ではありません。外に出る信号は、下辺の JST 1.25mm 4ピン(P2〜P5)が主役です。 チップは ATOM と同じ ESP32-S3 ですが、画面ドライバもボタンも別物。
この基板は M5 製品ではありません。外に出る信号は、下辺の JST 1.25mm 4ピン(P2〜P5)が主役です。 チップは ATOM と同じ ESP32-S3 ですが、画面ドライバもボタンも別物。
M5.begin() は使えません。
このラボでの役割(予定)
- JC4827(TX Tuner): 大きな画面で見る・止める・調える。SD に残す
- ATOM S3: 倒立の本体(完成済み)
- StickC Plus: 旧 TX/学習用。本チューナの主役からは外す
① 三機種の比較
早見表
| 項目 | StickC Plus | ATOM S3 | JC4827W543 |
|---|---|---|---|
| SoC | ESP32 | ESP32-S3 | ESP32-S3(XH-S3E N4R8) |
| Flash / PSRAM | 4MB / — | 8MB / —(FN8) | 4MB / 8MB |
| 画面 | 1.14" 135×240 | 0.85" 128×128 | 4.3" 480×272 |
| タッチ | なし | なし | あり(静電容量) |
| microSD | なし | なし | TF スロット |
| 外に出る IO | HAT 8ピン + Grove 4ピン | PORT.A + Ext 6本 | P2/P3 で 8本 + P4 UART |
| コネクタ | 2.54mm / Grove | Grove / 裏面ヘッダ | JST 1.25mm 4P |
| ボタン | A / B / 電源 | 正面 1個 | BOOT / RST + SW1(電池・**押しボタン**) |
| 電池 | 内蔵 | 別ユニットが多い | P6 BAT コネクタ |
| ファームの入口 | M5Unified | M5Unified | Arduino_GFX など(M5 非対応) |
AIチューター:
「GPIO の数字が同じ」でも、機械の形が違うと別物です。 ATOM の G5 はモータ PWM、JC4827 の IO5 は下辺 P2 の増設ピン。用途を混ぜないでください。
「GPIO の数字が同じ」でも、機械の形が違うと別物です。 ATOM の G5 はモータ PWM、JC4827 の IO5 は下辺 P2 の増設ピン。用途を混ぜないでください。
② JC4827 のコネクタ
実物(裏面)
資料図(ラベル付き)
電源・書き込み
| 場所 | シルク | 役割 |
|---|---|---|
| 右 | USB1 Type-C | 電源・書き込み |
| 右 | P1 4P 1.25 | 電源/UART。実機シルク: GND / RXD / TXD / +5V(資料図の並びと違うことがある) |
| 上右 | P6 BAT | BAT+ / BAT−(LiPo) |
| 上 | SW1 | 資料では Battery switch。**実機は押しボタン**(スライドではない) |
| 上 | P7 Speak | スピーカ 2ピン |
| 左 | BOOT / RST | 書き込みモード。BOOT を押しながら RST |
拡張 IO(スイッチ増設の候補)
| コネクタ | ピン(資料) | 用途の目安 | 注意 |
|---|---|---|---|
| P2 Extended IO | IO46, IO9, IO14, IO5 | 入力 SW | IO46 は ESP32-S3 で入力専用(出力に使わない) |
| P3 Extended IO | IO6, IO7, IO15, IO16 | 入力 SW/予備 | 画面用 QSPI とは別ピン。増設向き |
| P4 UART1 | GND, 3.3V, IO17, IO18 | I2C センサ口(仮)/または UART | 1.25mm 4ピンの白いコネクタ。刺しやすい本命口 |
| P5 | GND, 3.3V, IO17, IO18 | P4 と同じ信号 | 実物では P4 より小さい(半田パッド寄り)。ケーブル挿しは P4 を使う |
| 左下 | TF | microSD | ログ保存の入口。画面バスと別 SPI が安全 |
P2 / P3 / P4 と ADC(アナログ入力)
重要 — ESP-NOW 利用時は ADC1 を優先
ESP32-S3 の ADC は GPIO1〜20 のみ(ADC1=1〜10、ADC2=11〜20)。 WiFi/ESP-NOW と同時だと ADC2 は不安定になりやすいので、 アナログ入力はまず ADC1(IO5 / IO6 / IO7 / IO9) を使う。
| コネクタ | GPIO | ADC | メモ |
|---|---|---|---|
| P2 | IO5, IO9 | ✅ ADC1 | アナログ本命(ESP-NOW 時もここ) |
| P2 | IO14 | ✅ ADC2 | WiFi/ESP-NOW と同時は避ける |
| P2 | IO46 | ❌ なし | 入力専用のみ。アナログ不可 |
| P3 | IO6, IO7 | ✅ ADC1 | アナログ本命(ESP-NOW 時もここ) |
| P3 | IO15, IO16 | ✅ ADC2 | WiFi/ESP-NOW と同時は避ける |
| P4 | IO17, IO18 | ✅ ADC2 | 通常は I2C 用。ADC にするなら ESP-NOW と併用注意 |
Chocofon(B):
じゃあ可変抵抗は IO5 とか IO9 に刺せばいいの?
じゃあ可変抵抗は IO5 とか IO9 に刺せばいいの?
AIチューター:
はい。デジタル SW はどの GPIO でもよいですが、 アナログは ADC1 優先です。IO46 にはアナログをつながないでください。
はい。デジタル SW はどの GPIO でもよいですが、 アナログは ADC1 優先です。IO46 にはアナログをつながないでください。
Chocofon(B):
P4 と P5 が同じ数字なのに、実物の P5 は小さくない? 挿せないよ。
P4 と P5 が同じ数字なのに、実物の P5 は小さくない? 挿せないよ。
AIチューター:
信号は同じ IO17/IO18 ですが、形は違います。 P4 が白い 1.25mm 4ピン・コネクタ、P5 は実機では小さめ(半田用の口)。 普段のケーブル接続は P4 だけ使えば十分です。P5 に別用途を載せないのも同じ理由(共有ピン)です。
信号は同じ IO17/IO18 ですが、形は違います。 P4 が白い 1.25mm 4ピン・コネクタ、P5 は実機では小さめ(半田用の口)。 普段のケーブル接続は P4 だけ使えば十分です。P5 に別用途を載せないのも同じ理由(共有ピン)です。
このラボの使い分け案(学習用)
仮の役割分担
| コネクタ | 役割 | 例 |
|---|---|---|
| P2 / P3 | 入力スイッチ | e_stop、ZERO、ARM、モード切替など |
| P4 | I2C センサ口(1系統) | IO17=SDA、IO18=SCL(仮)。1.25mm 4ピンで刺す |
| P5 | P4 と同信号・小さい口 | 普段は使わない。半田接続の予備。独立 I2C にはならない |
| TF | ログ保存 | テレメや実験データを microSD へ |
AIチューター:
I2C センサが2個でも、アドレスが違えば 同じ P4 の1本のバスで足ります。 P4 と P5 を「別々の I2C」に分ける必要はありません(同じピンだから分けられません)。 I2C hub を足すときも、MCU 側は P4 に1本つなぐだけです。
I2C センサが2個でも、アドレスが違えば 同じ P4 の1本のバスで足ります。 P4 と P5 を「別々の I2C」に分ける必要はありません(同じピンだから分けられません)。 I2C hub を足すときも、MCU 側は P4 に1本つなぐだけです。
やってよい / やらない
- ✅ P2/P3 にスイッチ(IO46 は入力だけ)
- ✅ アナログ入力は ADC1(IO5 / IO6 / IO7 / IO9)。ESP-NOW 時もここ
- ✅ P4 に I2C センサを複数(アドレスが違うこと)
- ✅ P5 は普段触らない(小さい/半田用。P4 と同ピン)
- ❌ IO46 にアナログ(ADC なし)
- ❌ ESP-NOW 中に ADC2(IO14〜18)を常用する
- ❌ P4=UART と同時に P5=I2C(同じ IO17/IO18 で衝突)
- ❌ P4 と P5 を「独立した2系統の I2C」だと思う
③ Plus / ATOM の「外に出るピン」との対応
番号を一致させる表ではありません。「どこに線を足すか」の感覚合わせです。
| やりたいこと | StickC Plus | ATOM S3 | JC4827 |
|---|---|---|---|
| スイッチを足す | HAT の G26 / G36 など | Ext G5〜G8(倒立ではモータに使用中) | P2 / P3(空きが多い) |
| I2C センサ | Grove など | (内蔵 IMU 以外は Ext/PORT) | P4(IO17/IO18 を SDA/SCL)。P5 は同信号・小さい口 |
| UART で話す | Grove G32/G33 など | PORT.A の G1/G2 | P1 の TXD/RXD が無難。P4 を UART にするなら I2C は載せない |
| 3.3V と GND | HAT / Grove | Ext の 3V3 / G | P4(GND・3.3V 付きの4ピン)。P5 も同電位だが小さい |
| 5V | HAT 5V / Grove 5V | PORT.A 5V、Ext 5V | P1 の +5V または USB |
| 画面 | 内蔵 SPI(触らない) | 内蔵 SPI(触らない) | 内蔵 QSPI(拡張ピンには出ていない) |
| 非常停止ボタン | BtnA など | 正面ボタン(倒立では ARM に使用) | 基板上は BOOT/RST のみ → P2/P3 に増設が本命 |
ハマりやすいところ
- IO46 は入力だけ — LED やブザーの出力に使わない。ADC も無し
- ESP-NOW 利用時は ADC1 を優先 — アナログは IO5 / IO6 / IO7 / IO9。ADC2(IO14〜18)は避ける
- P4 と P5 は信号共有 — 実物の P5 は小さい。挿すなら P4
- P1 のピン順 — 資料図と実機シルクが食い違う。テスターで GND/+5V を確認してから線を足す
- M5Unified 不可 — ATOM と同じ S3 でも
M5.BtnAは無い - ATOM の G5/G6 は倒立で PWM 使用中。JC4827 の IO5/IO6 と混同しない
④ 使い方(学習の最初)
AIチューター:
いまは倒立につなぎません。USB で起こして、画面が点くまでが目標です。
いまは倒立につなぎません。USB で起こして、画面が点くまでが目標です。
- USB-C を挿す
- 書き込めないときは BOOT を押しながら RST → BOOT を離す
- Serial 115200 で文字が出るか見る
- 増設ピンはまだ触らなくてよい
⑤ 関連ページ
- JC4827 API 早見(GFX・タッチ・SD) — ミニ①で使った関数
- M5StickC ピン配置と比較 — Plus / Plus2
- ATOM S3 ピン配置と比較 — 倒立本体
- ESP-NOW の基礎 — あとで ATOM と話すとき
- リアクションホイール倒立振子 — 相手機体